4歳児の長男、おうちアルバイトを導入して1か月。その方法と効果をレビュー、検証していきたいと思います。4歳でお小遣いって早くない?と思われましたか。我が家は決してそうではないという結論に至りました。
なぜ導入しようと思ったか?
おうちアルバイトをなぜ始めようと思ったか。特にこれ!というきっかけはないのですが、キャッシュレス生活の中で、現金を使ったお金の教育をするいいやり方がないかと模索していたのと、「人の役に立つことの対価にお金が発生しうる」ことを早めに体感してもらえないかなと思っていたからです。
あと、家にあるお金のおもちゃを使ったお店屋さんごっこが好きになってきたので、だったら本物のお金を渡して店でも買い物をさせてやろう!という経緯もありました。
我が家のやり方
その名の通り、お家でアルバイトをする、という趣旨なので、息子には家の手伝いをやってもらっています。以下のような項目です。
- 玄関の靴をそろえて整頓する
- 料理の手伝いをする
- 自分の食べた食器をキッチンまで運び、ふきんでテーブルを拭く
- 洗濯物をたたむ(今はタオル類のみ)
- 夜の間に飲む水を家族分、水筒に入れて寝る前に準備する(氷と水を3本の水筒に入れる)
9割型、自主的に動くことはない(あまり手伝う家事があることに気付かない笑)ので、我々親が「今このお手伝いできるようになってるよ」「今日は食器お片付けやる?」と一声かけて、本人がやる気であればやらせます。
一つお手伝いが完了したら、シールをカレンダーに貼ります(息子は女の子が好きそうなキラキラ系の可愛いシールが大好き)。日付感覚、曜日感覚も一緒に習得できて一石二鳥にも三鳥にもなるのではと期待しつつ。週に12個もシールが貼れているときもあれば、1-2個にとどまる週もあります。ムラがあるのは気にせず、あくまで本人がやりたければやらせる。強制は絶対にしない、というルールをもとに実施します。
1週間分のお小遣いは土曜にまとめて渡します。このおうちアルバイトのために、1,000分をすべて5円玉に両替しました。笑(夫のつてで5円貯金をしている方に協力してもらいました・・・) 5円、10円、50円、100円など、お金の種類と価値の違いは、まだぴんと来ていない様子で、じゃらじゃらたくさんもらいたい!!という気持ちが先行するようです。可愛い😍
ちなみに、おうちアルバイトには以下の通りのルールを設けています。
- 手伝いを強要しない
- お金を渡すのは毎週土曜
- 渡したお金の使い道には一切関与しない(お菓子も全種類OK)
- 一つのお手伝いにつき5円(のちに昇給もアリ)
- 自分のことを自分でやる系(一人で着替える、一人で風呂に入る、おもちゃを片付けるなど)は、人の役に立つことではないので含まない
- ゲーム感覚で取り組み、いやになったらやめてもOK、とする
今のところ、お手伝いもうイヤだからやめたい、とはなっておらず継続中です。何より、自分で稼いだお金を財布に入れて、予算の中で買える商品をさんざん悩み(40円とか50円とかのレベル)、それを後生大事にレジに持っていき、「お願いします!」と言っておつりまでもらってくる。その一連の行動が、親目線でなんとも言えずうれしく頼もしく、こうやって一つ一つ社会に出ていく準備をするんだなと思うと切なく、時に目頭が熱くなってしまう。ふと思いついた取り組みとしては、とてもよかったのではないかと評価しています。
まだ計算はできないので、私に値段を聞き、あとどのくらい買えるのかを確認します。
商品を出す、現金を渡す、おつりをもらって財布に入れ、商品を受け取る。レジの方も決して急かさず見守ってくれます。今日の戦利品は梅ミンツ!!筆者も大好きだった駄菓子です。とてもやさしい性格の息子氏は、パパママにもかなりの量を分けてくれます。涙出ちゃう。
日本と欧米のお金の教育事情
子育て世代の皆さんは、親や先生から、お金に関する教育を受けた記憶はありますか?正直私は恥ずかしながら、ほとんどありません。
キャッシュレス時代にシフトし、現金を持ち歩くことはほとんどない、という人も中にはいる状況で、子供がお金の感覚を身に着けるのはなかなか難しいのが現状ではないでしょうか。小学校の児童同士で詐欺事件が発生するという前代未聞の事態にも陥っている要因として、マネーリテラシーの低下があげられると思います。
イギリスやアメリカなどを中心とする欧米では、投資、貯金、給与、住宅ローン、奨学金、金利、借金、税金、これら一連の金融情報の教育を、なんと小学校在籍中に子供たちに施します。すごくないですか?小学校で、ですよ。半面日本の金融教育は、アジアを含めても最低レベルだといいます。
今後、日本の家庭科の授業で投資を含めた金融教育を、カリキュラムに組み込むという動きも出ているようですが、教育する側も満足な知識がないまま、授業が行われようとしているようです。
うーんゆゆしき事態。ということで、家庭でできることは早めにやってしまおうという我が家のおうちアルバイト。吉と出るか凶と出るかまだ分かりませんが、もう少し続けてみようと思います!半年か1年ほど経ったタイミングでまたレポートできればと思います!
ではまた👋
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